銃とチョコレート@乙一
2006年 12月 13日
少年リンツの住む国で富豪の家から金貨や宝石が盗まれる事件が多発。現場に残されているカードに書かれていた【GODIVA】の文字は泥棒の名前として国民に定着した。その怪盗ゴディバに挑戦する探偵ロイズは子どもたちのヒーローだ。ある日リンツは、父の形見の聖書の中から古びた手書きの地図を見つける。その後、新聞記者見習いマルコリーニから、「【GODIVA】カードの裏には風車小屋の絵がえがかれている。」という極秘情報を教えてもらったリンツは、自分が持っている地図が怪盗ゴディバ事件の鍵をにぎるものだと確信する。地図の裏にも風車小屋が描かれていたのだ。リンツは「怪盗の情報に懸賞金!」を出すという探偵ロイズに知らせるべく手紙を出したが……。
この本、チョコ好きにはたまらない!
だって、登場人物がチョコに関係している名前だらけ(驚)。
GODIVA・リンツ・モロゾフ・ロイズ・マルコリーニ・ドゥバイヨル・
メリー・ジャンポール・エヴァン・デメルなどなど。
さすが、乙一(=作家)、こねたが効いてます。
書風は、ミステリーランドだけあって、大人向けの児童書?
ひらがなが多く、字も大きめ。
挿絵も雰囲気満点!
「チャーリーとチョコレート工場」が好きな人なら、
この本絶対気に入るはずっ!
ミステリーの分類に入るかもしれないでが、おどろおどろしくはないです。
どちらかと言うと、小粋でおしゃれな本って感じ。
誰かにお勧めしたくなる本です♪
この本は2006年・講談社ミステリーランド第十回配本です。
勝手に採点→★★★★★
今日は、「くまのプーさん」のプーさん
by z-_-z
| 2006-12-13 20:58
| 本