夜のピクニック@恩田陸
2006年 04月 27日
☆夜のピクニック@恩田陸☆
あの一夜に起きた出来事は、紛れもない奇蹟だった、とあたしは思う。
夜を徹して八十キロを歩き通す、高校生活最後の一大イベント「歩行祭」。
三年間わだかまっていた想いを清算すべく、あたしは一つの賭けを胸に秘め、当日を迎えた。去来する思い出、予期せぬ闖入者、積み重なる疲労。
気ばかり焦り、何もできないままゴールは迫る――。ノスタルジーの魔術師が贈る、永遠普遍の青春小説。
恩田陸自身の出身校、茨城県立水戸第一高等学校の名物行事、「歩く会」をディテールした作品です。なんと夜にスタートし、休憩・仮眠をはさみながら一昼夜かけて70km歩く行事とは、すごいですねぇ~(驚)。私だったら完歩できるか自信ありません・・・でも高校生活でTOPに記憶に残りそうなイベントだわ。
本の内容は、ただただ歩いている場面での会話です。複雑な境遇のクラスメートが、高校生活最後のイベントにかけるおまじないが重要ポイントになっています。
映画化も決定。
この本は、2005年 第2回 全国の書店員が自分達が最もお客様にお勧めしたい本を投票でえらぶ「本屋大賞」受賞作品。
勝手に採点→★★★☆☆
by z-_-z
| 2006-04-27 21:14
| 本